愛知県九重味淋株式会社の工場見学！美味しさと工程が分かる体験！

本みりんといえば「三河みりん」

一流料理人や料理研究家の間で高い評価を受けている「三河みりん」。本みりんならではのコクと旨みは際立っており、その上、芳醇な香りと奥深い風味は、他とは一線を画すといわれます。

その発祥の地・三河は、愛知県中南部に広がる豊かな平野です。温暖な気候風土、矢作川の水、米などの高品質な農産物。醸造に適した条件と、水運による販路に恵まれて、本みりんづくりが栄えてきました。

三河みりんの起源は、九重の創始者・信敦

三河みりんの醸造を始めたのは、三河國大濱村（現在の愛知県碧南市）で廻船問屋を営んでいた石川八郎右衛門信敦。九重味淋の創始者です。
信敦は、廻船問屋として全国各地から仕入れた情報から、三河地方が本みりん醸造に適していると考えました。安永元年（1772年）碧南の地で初めてみりんをつくり始め、それを自分の船に積み込み、江戸の新川へ水路で運んでいったのでした。
この本みりんに注目したのが、当時繁盛していた鰻屋や蕎麦屋です。調味料として使い、その品質の高さを評して「三河みりん」と呼び、親しまれるようになったといいます。

本みりん「九重櫻」の伝統的な製法をパネルを使って詳しく解説していただけます。

蔵の作業場の一部である「槽場」(ふなば）も見学可能。
※作業は行っていない場合がございます。

時代館に入り、みりん造りのDVD鑑賞（約５分）ガイドツアーでは見られない、みりん造りの工程や
作業の様子を見ることで、理解が深まります。

古文書、古道具などが展示されている展示室をご案内します。
三河みりんの歴史をはじめ、九重味淋の軌跡、江戸時代のみりんやみりんの種類・特徴などを専門スタッフが解説！！

味淋は中国の調味料の一つで、日本でも古くから愛される調味料の一つです。

味淋は鮮やかな赤色と濃厚な味わいが特徴で、肉や野菜、おにぎりや餃子などにかけると、さっと美味しい一品に変えてくれます。

味淋の産地は中国が原産ですが、日本でも愛用されるようになり、現在では多くのメーカーが味淋を作っています。

味淋というと、炒飯や餃子などアジアン料理を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、最近は和食にも合う味淋が開発され、新しい味わいの料理も誕生しています。

味淋は調味料としてだけでなく、料理の美味しさや奥深さを引き出す上で重要な役割を果たしています。

味淋の世界はまだまだ広がっていくことでしょう。

工場見学は、企業の生産工程や製品の製造過程を学ぶために行われる重要な体験です。しかし、工場内は安全に配慮された施設であるため、見学者には注意事項があります。まず、事前に予約をしなければならないことが挙げられます。また、服装にも気をつけましょう。長袖、長ズボン、安全靴を履くように指定されることが多く、反射材がついたベストを着用している場合もあります。

また、工場内では、帽子やヘルメット、耳栓、マスクなどの防具が必要になることもあります。最後に、工場内ではカメラや動画撮影などの使用が禁止されることが多く、周囲の注意を促すために携帯電話を使用することも制限される場合があります。

これらの注意点をしっかりと把握し、スムーズな工場見学ができるようにしましょう。

見学と併せて
「レストラン＆カフェ K庵」でのみりんの和御膳、デザートなどを取り揃えた食事や
敷地内に併設されている直売店「石川八郎治商店」では本みりんはもちろん、みりん・みりん粕を使用した食品やお菓子など様々な商品を取りそろえられています。
お土産用、ギフト用商品などの熨斗やラッピングなどもしていただけるそうです。
［定休日］月曜日・火曜日 ※臨時休業有り

創業家の邸宅を改装した落ち着きのある店内。

お店が非常に混雑するため、ご利用の方はご予約をお勧めします。