愛知県安城市の七夕まつりで伝統の縁起物を手作り体験!
2024/03/29
愛知県安城市では、七夕まつりが毎年8月の第1週の週末3日間(金~日)で開催され、多くの人々が楽しんでいます。
日本にはいくつかの『七夕まつり』があります。しかし、なかでも安城七夕まつりは、竹飾りのストリートが日本一長いと言われ、同様に短冊の数、願いごとに関するイベントの数も日本一であると言われています。
これこそが安城七夕まつりの長年にわたる歴史の中で培ってきた財産。そこで2009年から「願いごと、日本一。」をキーワードに今まで以上に願いごと関連のイベントを充実させました。
このように、地域の伝統に触れることができる七夕まつりは、地元の人々にとっても大切なイベントとなっています。
目次
七夕まつりとは
日本では毎年7月7日に七夕まつりが行われます。この祭りは、古くから中国から伝わった伝統的な行事であり、天の川に住む2人の神様、天の川の東側に住む織姫と、西側に住む牽牛が年に1度だけ会える日とされています。この日は、短冊に願い事を書き、笹の木に飾る習慣があります。また、縁結びの神様でもある織姫にちなんで、縁起物の笹飾りや短冊に願い事を書いて飾る風習もあります。 各地で様々な形で七夕まつりが開催されますが、特に有名なのは、仙台市の仙台七夕まつりです。この祭りでは、巨大な短冊や笹飾りが街中に飾られ、夜には美しい灯籠流しも行われます。また、関東地方にあるあちこちの町でも独自の七夕まつりが行われています。日本全国に広がるこの祭りは、七夕にちなんだ様々な出店や屋台も登場し、夏の風物詩の一つとして親しまれています。
公式キャラクター『きーぼー』
かわいらしい姿の『きーぼー』は願いごとの精です。
その名前にはみんなの”希望”を託されているという意味もあります。
2009年の安城七夕まつりより公式キャラクターとして正式に採用されました。
七夕の新しい顔として、七夕まつりを盛り上げていきます。
安城七夕まつりで皆さんが書いた願いごとを、天の川まで届けてくれるそうです。
七夕まつり期間中はいろんな場所であちこちできーぼーに会えるかもしれません。
また同時にきーぼーSHOPもオープンされるのでかわいいきーぼーのオリジナルグッズも要チェックです。
安城七夕まつりの歴史
終戦後の、どこか暗い雰囲気のあった1945年(昭和20年)。まちの商工業の活性化を図ろうと1950年(昭和25年)に商工館が開館、農業中心のまちであった安城で商店街の大売り出しを行ったり花火大会が行われたりと、人とまちの交流が活発になっていきました。
こうしてまつりの下地が育っていく中で、1952年(昭和27年)に市制が施行され安城市が誕生すると、まつりももっと盛大なものにしようということから七夕まつりの企画がスタート。他市での七夕まつりを視察したり資料を参考にしながら準備をし、1954年(昭和29年)に第1回目「安城七夕まつり」を開催するに至りました。
駅南の商店街が足並みを揃えて飾り付けや催し物に取り組んだ結果、商店街にはたくさんの人が集まり活気があふれ、好評のうちに3日間のまつりが終了。この成功を受けて以後継続して行われるようになり、今では安城市の大規模な夏の祝祭イベントとして、また「日本三大七夕」のひとつとして広く全国の人々に知られるところとなりました
安城七夕まつりのあゆみ
1954年(昭和29年)にスタートした安城七夕まつりは、その企画や開発などのすべてが現在のJR安城駅周辺商店街の人々によって行われた「市民発信のまつり」でした。大きな竹飾りをひとつひとつ手で作ったり、ステージでの催し物の準備をしたり、誕生以来まつりに参加する人や地区は増え続けていき、1959年(昭和34年)には安城七夕まつり協賛会が結成されて今日のまつりのスタイルができあがりました。
さらに1978年(昭和53年)には、日本商工会議所100周年記念の「全国郷土祭」においてこだわりの竹飾りを披露したことから、仙台・平塚と並んで「日本三大七夕」として称されることとなり、名実ともに日本を代表する七夕まつりとなりました。
日本三大七夕となっても、市民の手でつくられるまつりの姿に変わりはありません。まつり前夜、市民によって飾り付けられる風情たっぷりの竹飾りは、まつりにはなくてはならない風物詩として親しまれています。またマーチングパレードや市民グループによるダンスバトルなど市民参加の多彩な催しも行われ、期間中は延べ100万人を超える人々が真夏の夜の夢世界を楽しみます。
七夕まつりのスケジュール
七夕まつりのスケジュールといえば、日本の伝統的な夏祭りの一つで、色とりどりの飾りや笹の葉に願い事を書いた短冊が飾られ、ダンス、竹飾り、願いごとキャンドルなどいろいろなイベントが開催されますので是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。